昨年1年間の総括を兼ね、日本インターネット映画大賞外国映画部門に応募します。
日本映画部門はまた明日。
【作品賞】
「リトル・ミス・サンシャイン」 5点
「DOA 」 4点
「ツォツィ 」 4点
「ONCE ダブリンの街角で」 3点
「ボビー 」 3点
「カンバセーションズ 」 3点
「約束の旅路 」 3点
「ヘアスプレー 」 2点
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」2点
「ディパーテッド 」 1点
【コメント】
年明け早々に観た「リトル・ミス・サンシャイン」があまりに鮮やかだったので、今年はこの作品を措いて他にないのではという気がしていましたが、果してそのとおりとなりました。
部門賞でもも、監督賞や助演女優賞など、消去法で選んでいくと、結局はこの作品がらみが多くなってしまいました。
総じていえば、自分にとっては「リトル・ミス・サンシャイン」の1年だった、とまでいいきってしまえるくらいの年でした。
「ブラッド・ダイヤモンド」「ラストキング・オブ・スコットランド」などアフリカを舞台ないしは関係する秀作が目立ちましたので、今年の映画のキーワードはアフリカなのかとも思ったりしましたけど、いざふたを開けてみると、作品賞として推せたのは「ツォツィ」のみでした(イスラエルを舞台にした「約束の旅路」も、広い意味では"アフリカ関連"ですけど)。
これらの作品が見劣りしていたというわけではなく、あくまでも全体のレベルが高かったからといえるでしょう。
「カンバセーションズ」は、おそらく世評は高くないものと思いますが、あくまでも自分の好みだけで取りあげました。
オトナの恋を描いた作品はたくさんあり、たとえば「リトル・チルドレン」などもいい例ですが、二人の会話のみで成立たせ、しかも特殊な撮影方法がなかなか効いていた作品ということで、今年印象に残る一作となりました。
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」や「ボビー」もその系譜の一つです。
概していえば、図抜けた作品はない代りに、水準以上の作品が多かった年といえるのではないでしょうか。
今年度のアカデミー賞作品賞や監督賞にノミネートされたりノミネートされそこなったりした作品群が、例年に比べてレベルが高いと感じたものの、いざふたを開けてみると「リトル・ミス・サンシャイン」を除けば、「ディパーテッド」以外まったく対象外となってしまいました。
そして今年感じたのは、B級映画を創るのは(そして選ぶのは)、実は意外とむずかしいということ。
「プラネット・テラー」2部作や「アドレナリン」など、期待が高かったもののかなり見劣りしたものばかりか、「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」にいたってはむしろ悪意さえ感じられたものですが、それに対して「DOA」は理屈抜きに楽しむことができました。
これは単に色気攻め(?)のせいばかりとはいえず、かといってどういう要因でこういった明暗を分けたのは定かではありません。
-----------------------------------------------------------------
【監督賞】
[ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス] (「リトル・ミス・サンシャイン」)
【コメント】
本賞の候補もたくさんいそうで、かなり頭を悩ませることになりそうと考えていましたが、いざ選ぶとなると、このアメリカの良心ともいえる作品を演出したお二人に捧げることとしました。
【主演男優賞】
[マット・デイモン ] (「ディパーテッド」「グッド・シェパード」「ボーン・アルティメイタム」)
【コメント】
自分が部門賞で、エンターテイメント系の作品を演じたハリウッドの大物(?)を選ぶことなどほとんどありませんが、これだけ水準以上の作品に出演したとなれば、選ばざるを得ないでしょう。
【主演女優賞】
[ジョディ・フォスター ] (「ブレイブ ワン 」)
【コメント】
あとの候補は「こわれゆく世界の中で」のジュリエット・ビノシュ、「あるスキャンダルの覚え書き」のジュディ・デンチあたり。
いずれも、作品賞に挙げていない作品ばかりというのが面白いところ。
ニッキー・ブロンスキー(「ヘアスプレー」)という選択肢もありましたが、新人賞に挙げたので、ここはハリウッドきっての知性派に譲ることとします。
【助演男優賞】
[ギャリソン・キーラー] (「今宵、フィッツジェラルド劇場で」)
【コメント】
候補者が皆無に近い状態で、どうしたものかかなり悩みました。
正直申しあげて、ほぼ苦しまぎれの選択。(^^;
【助演女優賞】
[アビゲイル・ブレスリン] (「リトル・ミス・サンシャイン」)
【コメント】
「ドリームガールズ」のビヨンセ・ノウルズというのがまっとうな選択かもしれませんが、「リトル・ミス・サンシャイン」からどうしても1人選びたいため。
【新人賞】
[ニッキー・ブロンスキー] (「ヘアスプレー 」)
【コメント】
外国映画・日本映画各部門を通して、毎年頭を悩ませるのがこの新人賞です。
定義があいまいなことと、自分はデビュー作であることを原則としているため、抽出がむずかしいからです。
しかし今年はなんら迷うことなく、「ヘアスプレー」で大活躍したおチビちゃんを推すことができました。
他の候補としては「今宵、フィッツジェラルド劇場で」のギャリソン・キーラー、「約束の旅路」のシラク・M・ザバハなど。
【音楽賞】
「ONCE ダブリンの街角で」
【コメント】
本賞は、日本映画部門では結局のところ決めかねられず"該当なし"として放棄してしまいましたが、外国映画部門の方は、全部門賞を通じもっとも自信を持って推せる作品(人)となりました。
今年も「ドリームガールズ」や「ヘアスプレー」など、ハリウッドからもミュージカルの秀作が公開されました。
これらはいずれも質の高い作品ばかりで、ふつうならば文句なしに賞に推すことになるでしょう。
しかしながら今年もっとも感銘を受けたのは、イギリスで制作されたこの珠玉ともいえるマイナーな作品でした。
おそらく「ドリームガールズ」や「ヘアスプレー」にくらべ、何十分の一という低予算で製作された作品でしょうけど、一つひとつの音楽が心にしみ入る名曲ぞろいでした。
そして映画としても、今年もっとも印象に残る一作となりました。
-----------------------------------------------------------------
【勝手に○×賞】
[名演小劇場](名古屋市にあるミニシアター)
【コメント】
あまり足繁く通う映画館ではありませんが、ここで観る作品でハズレることなどまずありません。
特に今年は、「約束の旅路」「ツォツィ」そして日本映画ですが「めがね」と、すべて作品賞に推した作品ばかりでした。
これからも良質な秀作を提供しつづけていただけることを期待しています。
-----------------------------------------------------------------
この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
-----------------------------------------------------------------
Les commentaires récents