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ven. 26 août 2005

戦場のピアニスト

 映画から名曲が誕生するケースは枚挙にいとまありません。
 クラシック音楽だけをとっても、『ベニスに死す』によってマーラー交響曲第5番第4楽章(アダージェット)が一躍名曲として注目されるようになったのがよい例でしょう。
 この作品によって、ショパンのバラード第1番(通称バライチ)は名曲の殿堂入りを果たすことができました。少なくとも自分にとっては。

 この映画は過酷なゲットーでの生活や、その後の悲惨な逃亡生活を描くことが目的ではないことは明白です。
 ゲシュタポにさんざん悪逆非道をくり返させたのも、主人公にひもじい思いをさせ続けたのも、ピアノさえ満足に演奏できない生活を送らせたのも、それらはすべて最後の見せ場であるショパンのピアノ演奏に向かう伏線といっていいでしょう。
 こういう映画(僕は秘かに、ラスト一点集中主義と呼んでいます)はそのクライマックスの描き方によって、頂点にも立てるし奈落の底へも落ちてしまうものですが、この映画はまあまあ成功しているといっていいでしょう。

 それにしても、この作品を観るまで、バライチがこれほどの名曲だとは思いませんでした。
 ショパンのバラード集もかなり聴き込んだつもりでしたが、ショパンといえば、マズルカとノクターンで決まり、あとはオマケと決めつけていました。
 この映画をみた後、家に帰ってからあわててCDを聴きなおしたことを今でも覚えています。

オフィシャルサイト

(23.Ferrier.2003)

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Commentaires

>クリシェさん
TBありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。

曲によいしれる映画でした。
もの哀しいのに、どこか希望のみるよえな
感じに包まれました。

Rédigé par: ユカリーヌ(月影の舞) | le ven. 26 août 2005 à 16:36

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