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ven. 21 oct. 2005

蝉しぐれ

 このところ『たそがれ清兵衛』『隠し剣、鬼の爪』(未見)そしてこの作品と藤沢周平原作の作品が軒並み映画化されています。
 玄人好みする作風で、文芸評論家の故平野謙が秘かな愛読者であったほど。あまり映像的な作品とは思えませんが、やはりなにかしら映画人の琴線に振れるものがあるのでしょうか。
 ちなみに自分は歴史小説や時代小説は好みですが、藤沢周平作品は淡泊すぎてあまり多くの作品を読んではいません。『用心棒日月抄』など、本当に主要な作品いくつかのみです。この作品も未読のまま鑑賞に臨みました。

 さてこの作品ですが、いかにも藤沢周平作品にふさわしい静謐な作品に仕上っているばかりでなく『たそがれ清兵衛』に比べてどことなく品があります。
 たしかに殺陣などのアクションシーンにはキレが感じられませんが、全体的な雰囲気ははるかに上という感じ。
 『阿修羅城の瞳』ではそれほどと感じられなかった市川染五郎も、相手役の木村佳乃の好演とあいまって、張りがあるように感じました。
 ただしこの役はあくまでも下級武士のはず。にもかかわらず家老クラスの御曹司というような高貴な雰囲気が漂わせていたのが少しミスマッチか。

オフィシャルサイト

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Commentaires

「感想@広場」管理者の
感想マニアと申します。

大変勝手なのですけれども
この記事を私のブログの中で
リンクさせて頂いております。
もし、ご迷惑になる様でしたら
お手数ですけれども
「削除希望!」と私のブログまで
ご連絡頂けますでしょうか?

よろしければ
これからも使わせて頂けますと
うれしいです。
よろしくお願いいたします。

Rédigé par: 感想マニア | le sam. 03 déc. 2005 à 13:38

TBありがとうございます。
こちらからもTBさせていただきました。
大人になってからの主人公は確かに下級武士って感じしなかったですね。
ポスターすらロクに見ておらず、染五郎が主人公とも知らずに、勢いで入った自分は尚更、
あれ?・・って思いました。

Rédigé par: トネン | le sam. 22 oct. 2005 à 21:26

>ただしこの役はあくまでも下級武士のはず。にもかかわらず家老クラスの御曹司というような高貴な雰囲気が漂わせていたのが少しミスマッチか。

確かにそんな空気はありましたねぇ(笑)
染ちゃんの育ちゆえなのでしょうか・・・
情景の美しさに、なんとなく『阿弥陀堂だより』を猫は思い出しました。

Rédigé par: にゃんこ | le ven. 21 oct. 2005 à 18:20

TB有難う御座います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。こうした良い時代劇がドンドン世に出る事を願います。ただ格好付けてるだけの主人公とか形だけのチャンバラは飽き飽きですよね。忍者にしても侍にしても、もっと本当に人間として扱って欲しいですね。何時までも煙と共に消えて、身軽で、おまけに空中を飛んじゃったりする幼稚な世界から脱して欲しいです。「蝉しぐれ」は今後の時代劇の方向を確かに見せてくれたものの様に思います。黒澤映画の無骨感は無いですがね。でも”心”の表現がとても素敵な作品でしたね。

Rédigé par: 和希 | le ven. 21 oct. 2005 à 15:03

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