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mer. 13 sept. 2006

ゆれる

 兄弟に限らず確執や葛藤といった人間の内面を描く作業は、映画のもっともむずかしいところでしょう。
 この作品はそのむずかしい作業にあえて挑みそれなりに成功した作品といえます。
 タイトルは、直接的には揺れる吊橋を、間接的には主人公ら兄弟の揺れ動く心情を示唆しています。

 黒澤明『羅生門』をかなり意識した作品です。あの作品も、真実の追究の形を取りながら、最後には事件の真相は何だったのかはむしろどうでもよくなりましたが、この作品も同じようなもの。
 智恵子は事故死だったのか否か、弟の猛が智恵子に手を出したことを兄の稔は果して知っていたのか、猛は智恵子が橋から転落した場面を目撃したのか、等々、最後に映された映像が一応の真実でしょう。
 しかしながらこの作品の本質は、兄弟の絆やわだかまりを描いたものといえるでしょう。
 こういうあいまいさの濃厚な作品ですが、演出や脚本が非常に巧みなので見事な作品に仕上っています。

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Commentaires

TBさせていただきました。

一人の弟として、兄弟という存在と関係をいろいろと考えさせられました。

Rédigé par: タウム | le jeu. 09 nov. 2006 à 22:48

初めまして。
この度はTBありがとうございました。
この「ゆれる」色々と考えさせられる作品ですね。
何もかもが曖昧で、これと言った真実が見えてこない。
でもそれは私達の日常の中にいつもある事で、だからこそ観ていてとても惹き付けられたのだと思います。

Rédigé par: sora | le jeu. 14 sept. 2006 à 19:38

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