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jeu. 09 août 2007

プロヴァンスの贈りもの

プロヴァンスの贈りもの
 ピーター・メイルの作品は、一時期集中して読んでいた時期がありました。
 メイルの作品に魅せられたというよりも、南仏という風光明媚な土地に対するあこがれからでした。今でも、世界でもっとも訪れたい土地といえば躊躇せず南仏を挙げるでしょう。
 ただし読んだのはエッセイや紀行文ばかり。小説はまったく読んだことがありませんでした。
 ということで、舞台や設定はだいたいわかっていたものの、作品としては未読でした。

プロヴァンスの贈りもの
 メイル作品が映画化されるのは本作が初めてというのも意外でしたが、てっきりフランス映画だとばかり思いこんでいたのに、ハリウッド製の、それもリドリー・スコットとラッセル・クロウという、『グラディエーター』でのコンビというのにも驚きました。
 しかしながらよく考えてみると、ピーター・メイルはもともとはイギリス人。南フランスに移住したのはロンドンでマスコミ関係の仕事に従事したあとであり、一連の南仏ものも地元民ではなくあくまでもよそ者の視点で描かれたものばかりです。
 そして本作も、ロンドンの金融マンを主人公にし、ふとしたきっかけから南仏を訪れるところから始まっているのです。

プロヴァンスの贈りもの
 ハリウッド映画のヨーロッパもの(日本をはじめとする東洋を舞台にしたものも同様ですが)は、作品によっては風土性が失われるものが多いので、そのことをかなり危惧していました。
 実際本作もイギリス人の視点で一人称的に描かれているので、セリフはほとんどが英語であり、南仏の情感がやや減殺された感じです。
 とはいうものの、メイルものに描かれている南仏は、もともとが余所者の視点で描かれたものばかりなので、これはこれで作品にマッチしているといえるでしょうけど。

 南仏プロヴァンスの風土を表現するための対比としてロンドン金融街をもうひとつの舞台に据え、地方=善・都市=悪という設定にし、主人公が次第に風光明媚な南仏に惹かれていき自分自身も変っていくという明晰な語り口は実にわかりやすいものがありました。


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Commentaires

>ぺろんぱさん

コメントありがとうございました。
また、リンクを張っていただき大変感激しています。
当方も"お気に入りブログ"に掲載させていただきました。
これからも購読させていただきますのでよろしくお願いいたします。

Rédigé par: クリシェ | le dim. 19 août 2007 à 21:46

こんばんは。少しご無沙汰でした。
私も今作については少し、酔い切れないところがありました。登場人物に感情移入が出来なかったことも一因だと・・・。

さて、事後承諾になって申しわけありませんが、私のブログの<お気に入り>に貴ブログのリンクを貼らせて頂きました。もしも不都合があれば仰ってくださいすぐ対応致します。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Rédigé par: ぺろんぱ | le dim. 19 août 2007 à 19:11

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