ジェシー・ジェームズの暗殺
伝説のガンマンを主人公に取りあげた作品。寡聞にしてこの無法者の名は知りませんでしたが、殺人・列車強盗をくり返した極悪非道のならず者でありながら、彼を慕うものも多くその悲劇的な最期には同情が集ったという不思議な人物です。
この作品のもっとも重要なのは最後の20分でしょう。悪を倒した者が果してヒーローとなり得るのか、悪はヒーローたり得ないのかという問いかけは、勧善懲悪のハリウッド映画としてはめずらしいものかもしれません。
とはいうものの、こういったメッセージが伝わりにくいのは、ひとえに主人公のキャラクターが今一つみえてこないからです。
悪役を主人公に据える作品はむずかしいところがあります。
たいていがビッグスターを起用するから、あまりにイメージを落すような演出は避けるからでしょう。
本当の素顔は、虫けらのように人を殺す冷酷きわまりない人物なのでしょうが、どことなく好人物にみえてしまうのです。
P.S.
ウィキペディアを引くと、"ジェシー・ジェームズ"と"ジェシー・ジェイムズ"両方が載っています。
本作の主人公は後者ですが、前者も映画関係者というのも面白いところ。









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