歓喜の歌
"笑いと涙の……"などというキャッチフレーズはごくありふれていますが、この月並な文句がこれほどふさわしい映画も他にないでしょう。
とはいっても、話はかなり身につまされるものでした。
文化会館の予約に、うっかりダブルブッキングをしてしまったというもの。
さぞや間抜けな公務員よと嗤う人も多いでしょうが、こういうミスは意外とうっかりやりかねないもの。あるいは、こういうトラブルと隣り合せにいる不安を持っている人も非常に多いのではないでしょうか。
そしてその影響も、(さすがに人命に関わるようなものではないとはいうものの)この映画のように非常に大きいものがあり、組織の信用問題にまでなりかねません。
それゆえに、前半部はあまり他人事とは思えませんでした。
後半は、災い転じて福となすというように、トラブルも対応によってはむしろよい結果を生みだすこともあることの
たしかにこの主任のトラブルに対する初期対応は最悪でしたが、トラブルの解決を通じて2つのコーラスグループの融和が図られるだけでなく、この主任もまた人として成長していくという話です。
今年の日本映画の中でも、もっとも印象が深い作品となることはまちがいないでしょう。









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