大いなる陰謀
相当に本格的かつ硬派な政治映画であり反戦映画でもあります。9.11やその後のアメリカを描いたり行政を批判したりした作品は枚挙にいとまありませんが、これほどまでに明確な直球勝負をしかけた作品も数多くないでしょう。
作戦の失敗により膠着状態に陥ったアフガニスタンの戦場、野心に燃えマスコミを操作しようとする上院議員と葛藤するジャーナリスト、そして有能な学生にカリフォルニアの教授室という、まるきり関係のない3つの話が同時進行しますが、それがやがて1つの接点に収斂されていきます。
同じようにあからさまに民主党支援を表明した(としか思えない)『7月4日に生まれて』で主演を務めたトム・クルーズが、今回は製作の総指揮を執り、しかも共和党のやり手若手議員といういわば悪役で登場したのも面白いところです。
それにしても、大統領選のまっただ中にこんな露骨な作品を公開するなどということ自体が"大いなる陰謀"としか思えないのですが……。









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